決算ニュースでよく見る言葉をやさしく学ぼう
決算ニュースを見ていると、
「売上高は○%増」「増収増益となりました」
といった言葉をよく目にします。
「なんとなく良さそうだけど、増収と増益は何が増えたの?」
と迷う株初心者の方もいるのではないでしょうか。
これまでJ-SCFI初心者講座では、「売上高」「利益」「営業利益」「純利益」を順番に学んできました。
今回はその知識をつなげて、**「増収・増益」**の意味をやさしく整理してみましょう。



🌷 増収・増益って何?
増収は売上高が増えること、増益は利益が増えることです。
会社の決算では、前の年の同じ時期などと比べて、売上高や利益がどう変化したのかを見ることがあります。
そこで売上高が増えていれば**「増収」、利益が増えていれば「増益」**と表現します。
たとえば、これまでと同じようにカフェで考えてみましょう。
昨年、コーヒーやケーキなどを販売した売上高が1,000万円だったとします。
今年はお客さんが増えて、売上高が1,200万円になりました。
売上高が増えたので「増収」です。
さらに、材料費や人件費などを差し引いた利益が、昨年の100万円から今年は150万円に増えたとします。
こちらは利益が増えたので「増益」です。
つまり、
売上高が増える → 増収
利益が増える → 増益
と分けて考えると、とてもシンプルです。
「増収・増益」と書かれていれば、売上高も利益も増えたことを表しています。
今日まず覚えておきたいのは、この違いです。


🌷 「増収・増益」のニュースが出たら、業績が良いの?
増収・増益は、会社の業績が良くなっていることを考える一つの手がかりです。
売上高と利益の両方が前の期間より増えているため、決算ニュースでも注目されやすい言葉です。
ただし、ここで覚えておきたいことがあります。
「増収・増益=必ず株価が上がる」ではありません。
株式市場では、発表された数字そのものだけでなく、投資家が事前にどのくらいの業績を予想していたのかも株価に影響することがあります。
たとえば、増収・増益でも、投資家がそれ以上の好調な結果を期待していた場合には、株価が期待どおりに動かないこともあります。
反対に、ニュースを見たときに大切なのは、すぐに「良い」「悪い」と決めることではありません。
まず、
「何が増えたのだろう?」
と確認してみましょう。
「増収なら売上高」「増益なら利益」と意味が分かるだけでも、決算ニュースの見え方は大きく変わります。
新NISAで日本株を観察するときも、言葉の意味を理解してからニュースと株価の動きを確認することが、投資を学ぶ第一歩になります。


⭐ 今日のまとめ
・増収は、売上高が前の期間より増えること
・増益は、利益が前の期間より増えること
・増収・増益でも、数字だけで株価を判断しない
🌤 J-SCFI 今日のキーワード
増収・増益
「増収」の収は売上高、「増益」の益は利益を表します。
決算ニュースで「増収増益」と書かれていたら、前の期間と比べて売上高と利益の両方が増えたという意味です。
☕ J-SCFI先輩から一言
決算ニュースで「増収増益」を見つけたら、「どれくらい増えたのかな?」と数字にも注目してみましょう。
さらに、市場の予想と比べてどうだったのかを確認すると、ニュースの内容と株価の動きを考えるヒントになりますよ😊
📚 今日の復習
Q1. 「増収」とは何が増えることでしょう?
A. 売上高
B. 株価
C. 株主の人数
Q2. 「増益」とは何が増えることでしょう?
A. 売上高
B. 利益
C. 株価
Q3. 増収・増益のニュースを見たとき、どう考えるとよいでしょう?
A. 必ず株価が上がると考える
B. すぐに株を買う
C. 数字の意味を理解して株価の動きも確認する
答えはブログ本文の中にあります。
もう一度振り返りながら探してみてください😊
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📖 第25回|売上高って何?
増収の「収」が何を表しているのか、売上高の基本から復習できます。
📖 第26回|利益って何?
増益を理解するために、まず利益の基本を確認したい方はこちら。
📖 第28回|純利益って何?
決算で登場する利益について、もう一度整理したい方におすすめです。
📚 J-SCFI初心者講座 INDEX
第1回から順番に学びたい方は、初心者講座INDEXからご覧ください。
📖 次回予告
次回、第30回は、
「業績予想って何?」
を学びます。
決算ニュースでは、これまでの実績だけでなく、会社がこれからの売上高や利益をどう見ているのかも発表されます。
「予想って誰が出しているの?」という基本から、やさしく学んでいきましょう。

