J-SCFIと一緒に今日の相場をやさしく振り返ろう
🌷 このブログについて
このブログは、投資初心者の方や女性にも読みやすいように、毎日の日本株をやさしく振り返るブログです。
朝のJ-SCFIで「今日はどこを観察するか」を確認し、夕方には実際の市場を振り返ります。
「朝の予想 → 実際の株価 → 投資の考え方」
を少しずつ学びながら、毎日の相場を見る力を身につけていきましょう。
🌆 今日の日本株はこんな一日でした
朝は米国株安や原油高、日米の長期金利上昇が重荷となり、雨脚の強いスタートとなりました。その後は買いが入り、一時は景色が明るくなる場面も。ただ、終盤は半導体関連株などが押され、最後まで方向感をつかみにくい一日でした。
📊 今日の市場結果

| 項目 | 結果 | 今日の見方 |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | -0.15% | 小幅な下落で終了 |
| 値上がり銘柄数 | 1,507銘柄 | 全体の49.0% |
| 値下がり銘柄数 | 1,348銘柄 | 全体の43.9% |
| 変わらず銘柄数 | 218銘柄 | 全体の7.1% |
| 東証全体売買代金 | 7.68兆円 | やや低調な取引エネルギー |
| 為替(ドル円) | 159.95円 | 朝からやや円安方向 |
日経平均は小幅安でしたが、値上がり銘柄は全体の49.0%と、値下がり銘柄の43.9%を上回りました。指数がマイナスだからといって、すべての銘柄が弱かったわけではありません。初心者のうちは、指数と一緒に「何銘柄くらい上がったのか」も見ると、その日の市場の広がりがつかみやすくなります。
市場規模別に見ると、さらに違いがあります。大型株は+0.59%で値上がり比率64.0%だった一方、中型株は+0.88%でも値上がり比率は47.2%。同じ「指数上昇」でも、中身の広がり方は同じではありません。
🔎 今日の「数字だけでは見えないポイント」
今日とくに注目したいのは、鉄鋼・非鉄の「指数」と「業界の中身」の違いです。
鉄鋼・非鉄の騰落率は-0.10%で、TOPIXを下回りました。ところが、67社中41社が値上がりし、上昇した銘柄の割合は市場全体を11.8ポイント上回っています。つまり、業界指数だけを見ると慎重に見える一方、構成銘柄まで広げると「業界全体が一様に弱かった」とは言えない一日でした。指数の裏側を見る大切さが分かる例です。
🌤 朝のJ-SCFIを振り返ろう
朝のJ-SCFIでは、米国3指数の下落を受けてディフェンシブセクターを加点する一方、前日に上昇していた食品には利益確定売りを考慮した調整を加えていました。また、ドル円の円安方向への動きから輸出株をやや加点していました。
| 朝の観察項目 | 朝のJ-SCFI | 今日の結果 |
|---|---|---|
| お天気予想 | しっかり雨模様 | 朝方は売りが膨らみ、その後持ち直す場面も |
| 行動指標 | 【様子見中心】 | 値動きの変化を確認したい一日 |
| 追い風 | 食品 | +0.59%・10位 |
| 中立 | 医薬品 | +1.01%・8位 |
| 慎重 | 電機・精密 | -0.06%・13位 |
食品は朝の予想順位1位に対して今日順位10位、医薬品は2位に対して8位となりました。一方、慎重に見ていた電機・精密は13位でした。
ここで興味深いのは、順位だけではありません。電機・精密では262社中151社が値下がりし、セクター温度は37。市場全体と比べても上昇の広がりが小さくなっていました。朝の「慎重」という見方を、夕方には業界内部の広がりまで含めて振り返ることができます。
本日のJ-SCFI採点結果
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 総合評価 | 50点 |
| 方向判定 | ○ |
| 強セクター | △ |
| 弱セクター | △ |
| 観察銘柄 | △ |
点数そのものより大切なのは、朝の仮説と実際の市場の「どこが同じで、どこが違ったか」を確認することです。今日は食品や医薬品よりも、別の業界に強い動きが現れました。
☀️ 朝のJ-SCFIもあわせて読む
夕方の記事では、朝のJ-SCFIが注目したポイントと実際の市場を振り返っています。
「朝はなぜこの業界に注目していたの?」と気になった方は、今日の朝ブログもあわせて読むと、一日の市場の流れがより分かりやすくなります。
🔰 はじめての方へ|J-SCFIのセクター順位とは?
J-SCFIでは、日本株の動きを分かりやすく観察するため、業種をTOPIX17セクターに分けて見ています。朝と夕方のJ-SCFIのデータの違いは以下の通りです。
| 分類 | セクター数 | 役割 |
|---|---|---|
| TOPIX17(今日の物差し) | 17 | 今日の業種別の実際の結果を確認 |
| J-SCFI 短期・中期予測 | 14 | 朝のセクター予測順位を検証 |
| J-SCFI 長期監視 | 3 | 長い期間の構造的な流れとして別に観察 |
長期監視3セクター(銀行・金融・商社)は、J-SCFIでは、価格の「歪み」が比較的長く続く傾向を考慮し、短期・中期14セクターとは分けて評価しています。
J-SCFIで使用する専門指標について
夕方のJ-SCFIでは、順位だけでなく、業界内で値上がりがどの程度広がったのか、市場全体と比べてどうだったのかなども分析しています。
これらは将来の値動きを予測する売買サインではなく、今日の市場の中身を理解するための観察材料として使用します。
🌱 今日強かった業界・慎重だった業界

| 今日順位 | セクター | 今日の騰落率 | 予想順位 | 予想スコア |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 電力・ガス | +4.28% | 8位 | -0.514 |
| 2位 | エネルギー資源 | +3.73% | 9位 | -0.619 |
| 3位 | 商社・卸売 | +2.80% | 長期観察 | ― |
| 4位 | 自動車・輸送機 | +1.93% | 11位 | -0.839 |
| 5位 | 建設・資材 | +1.38% | 3位 | -0.239 |
| 6位 | 不動産 | +1.31% | 6位 | -0.422 |
| 7位 | 金融(除く銀行) | +1.02% | 長期観察 | ― |
| 8位 | 医薬品 | +1.01% | 2位 | -0.153 |
| 9位 | 素材・化学 | +0.74% | 10位 | -0.759 |
| 10位 | 食品 | +0.59% | 1位 | +0.078 |
今日もっとも目を引いたのは、電力・ガスです。朝の予想順位は8位でしたが、実際には+4.28%で今日順位1位となりました。
さらに大切なのは、その上昇が一部の銘柄だけによるものだったのかを見ることです。電力・ガスでは、正常に価格を取得できた27社のうち24社が上昇し、セクター温度は89。前日に続いて上昇の広がりがさらに大きくなっています。指数の上昇と業界内部の広がりが同じ方向を向いていた点が、今日の特徴でした。
エネルギー資源も+3.73%で2位。14社中11社が上昇しており、上昇銘柄の割合は市場全体を29.8ポイント上回りました。直近の推移でも、この差はマイナス圏から徐々に改善しています。単に「今日2位だった」だけでなく、ここ数日で業界内の景色が変化してきたことも確認できます。
一方、朝4位だった情報・通信・サービスその他は今日15位、朝7位だった小売は17位となりました。小売は直近5営業日すべてで上昇銘柄の割合が市場平均を下回っており、今日だけの順位では見えない慎重さも確認できます。
なお、商社・卸売、金融(除く銀行)、銀行は長期観察セクターのため、短期・中期14セクターの予想順位の評価には含めません。
🔍 朝の観察銘柄はどう動いた?
朝に観察対象とした銘柄について、終値の騰落率だけでなく、始値・高値・安値・終値と日経平均との差を見ながら、一日の動きを振り返ります。
■ ニフコ(7988)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 始値 | ¥5,201 |
| 高値 | ¥5,295 |
| 安値 | ¥5,153 |
| 終値 | ¥5,176 |
| 騰落率 | -2.33% |
| 日経平均との差 | -2.18% |
一時は5,295円まで上昇しましたが、終値は5,176円と始値を下回りました。騰落率は日経平均より2.18ポイント低く、今日は市場全体より慎重な動きでした。終値だけでなく「途中ではどこまで上がったか」を見ると、一日の変化がより分かります。
■ プリモグローバルホールディングス(367A)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 始値 | ¥2,940 |
| 高値 | ¥2,972 |
| 安値 | ¥2,900 |
| 終値 | ¥2,947 |
| 騰落率 | +0.06% |
| 日経平均との差 | +0.21% |
安値2,900円まで下げる場面がありましたが、終値は2,947円まで戻り、始値もわずかに上回りました。騰落率そのものは小幅でも、日経平均との比較では+0.21ポイント。小さな値動きでも、一日の値幅と市場平均との差を一緒に見ると違った景色が見えてきます。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 観察銘柄平均騰落率 | -1.135% |
| 平均日経平均との差 | -0.985% |
2銘柄を平均すると日経平均を下回りましたが、中身は同じではありません。ニフコは市場より慎重だった一方、プリモグローバルホールディングスは日経平均をわずかに上回りました。平均値だけでまとめず、銘柄ごとの一日の動きを見ることも大切です。
📚 今日の相場から学べること
今日覚えておきたいのは、「指数の方向」と「どこが動いていたか」を分けて見ることです。
日経平均は小幅安でしたが、電力・ガスは大きく上昇し、27社中24社が値上がりしました。その一方で、市場メモでは終盤に半導体関連株などが売りに押されたことも確認されています。市場全体を一つの色で塗るのではなく、「どの業界に上昇が広がり、どこが慎重だったのか」と分けて見ることで、一日の姿がぐっと立体的になります。
さらに、今日のような日は順位だけでなく、業界内部を見ることも大切です。鉄鋼・非鉄のように、指数はマイナスでも構成銘柄には比較的広く上昇が見られるケースがあります。
次に市場を見るときは、指数を確認したあとに「今日はどの業界に動きが広がっているだろう?」と一つ加えて観察してみましょう。今日の経験を、次の市場を見るヒントとして少しずつ積み重ねていきましょう。
🌸 今日の観察ポイント
□ 今日の市場全体の特徴
→ 日経平均の方向だけでなく、市場規模による違いも確認
□ 今日注目した業界
→ 電力・ガスは指数上昇だけでなく、業界内にも上昇が広がった
□ 朝のJ-SCFIとの比較
→ 朝の順位と今日順位だけでなく、業界内部の広がりまで振り返る
□ 観察銘柄
→ 終値だけでなく、高値・安値と日経平均との差も確認
□ 今日の学び
→ 市場全体を一つの数字で判断せず、「どこが動いたか」まで見る
⚠️ 注意事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断はご自身でお願いいたします。
企業の最新情報は、必ず公式IR資料等をご確認ください。
🌷 おわりに
今日は、指数だけでは見えない業界ごとの違いがよく表れた一日でした。朝の仮説と夕方の実際の市場をつなげながら、一つの数字だけで判断せず、J-SCFIと一緒に少しずつ「市場を見る力」を育てていきましょう。

