会社が考える「これからの売上高や利益」をやさしく学ぼう
前回は、決算ニュースでよく見る**「増収・増益」**について学びました。
増収は売上高が増えること、増益は利益が増えることでした。
では、決算ニュースに出てくる**「業績予想」**とは何でしょうか。
「予想ということは、まだ決まっていない数字なの?」と感じる株初心者の方もいるかもしれません。
今回は、業績予想が何を表しているのかを、身近な例と一緒にやさしく学びます。



🌷 業績予想って何?
業績予想は、会社がこれからの売上高や利益をどのくらい見込んでいるかを示す数字です。
決算では、これまでに実際に出た売上高や利益だけでなく、会社が今後の業績をどう考えているのかも示されることがあります。
たとえば、カフェで考えてみましょう。
これまでの売上を確認したところ、今年は多くのお客さんが来てくれました。
そして店長が、
「このペースなら、今年1年間の売上はこれくらいになりそう」
「材料費などを考えると、利益はこれくらい残りそう」
と見通しを立てたとします。
これが、業績予想を考えるイメージです。
実績が「これまでどうだったか」を表すのに対して、業績予想は**「これからどうなりそうか」**を見る数字です。
今日まず覚えておきたいのは、
「業績予想=会社が考える、これからの売上高や利益の見通し」
ということです。


🌷 決算では、なぜ業績予想も注目されるの?
決算ニュースでは、これまでの実績だけでなく、これからの業績予想も注目されます。
株価は、過去の結果だけで動くとは限りません。
投資家は、
「この会社はこれからどうなりそうか」
という未来の見通しにも関心を持っているからです。
たとえば、これまでの売上高や利益が良くても、会社がこれからの業績を慎重に見ている場合があります。
反対に、今までの結果だけでは分からなくても、会社がこれからの成長を見込んでいる場合もあります。
そのため決算ニュースでは、
実績はどうだったか
だけでなく、
会社はこれからどう見ているのか
も確認されます。
そして、その見通しが投資家の予想と違えば、株価が動くこともあります。
株初心者のうちは、「業績予想を見てすぐ判断する」のではなく、
「会社は未来をどう見ているのかな?」
と確認するだけでも十分です。
新NISAで日本株を観察するときにも、実績と業績予想を分けて見る習慣をつけると、決算ニュースが少しずつ読みやすくなります。


⭐ 今日のまとめ
・業績予想は、会社がこれからの売上高や利益をどう見込んでいるかを示す
・実績は過去、業績予想はこれからの見通しを見る数字
・株価は実績だけでなく、将来の見通しにも反応することがある
🌤 J-SCFI 今日のキーワード
業績予想
会社がこれからの売上高や利益をどのくらい見込んでいるかを示す数字です。
決算ニュースでは、実際に出た業績とは別に、今後の見通しとして紹介されることがあります。
☕ J-SCFI先輩から一言
決算ニュースを見たら、実績の数字だけでなく、**「会社はこれからどう見ているのかな?」**と業績予想にも目を向けてみましょう。
実績と予想を分けて見ると、ニュースと株価の動きを考えるヒントになりますよ😊
📚 今日の復習
Q1. 業績予想とは何を表す数字でしょう?
A. 過去の株価
B. 会社が考えるこれからの売上高や利益の見通し
C. 株主の人数
Q2. 実績と業績予想の違いとして近いものはどれでしょう?
A. 実績はこれまで、業績予想はこれから
B. どちらも同じ意味
C. どちらも株価だけを見る数字
Q3. 決算ニュースで業績予想が注目される理由は何でしょう?
A. 株価が必ず上がるから
B. 会社のこれからの見通しを考える材料になるから
C. 売買を決める数字だから
答えはブログ本文の中にあります。
もう一度振り返りながら探してみてください😊
あわせて読みたい
📖 第25回|売上高って何?
業績予想に出てくる売上高の基本を振り返りたい方はこちら。
📖 第26回|利益って何?
会社の利益とは何かを基礎から確認できます。
📖 第29回|増収・増益って何?
実際の売上高や利益が増えたとき、決算ニュースでどう表現されるのかを復習できます。
📚 J-SCFI初心者講座 INDEX
第1回から順番に学びたい方は、初心者講座INDEXからご覧ください。
📖 次回予告
次回、第31回は、
「上方修正・下方修正って何?」
を学びます。
今回学んだ業績予想は、途中で見直されることがあります。次回は、そのときニュースに登場する言葉をやさしく学びます。
