J-SCFIと一緒に今日の相場をやさしく振り返ろう
🌷 このブログについて
このブログは、投資初心者の方や女性にも読みやすいように、朝と夕方の市場をつなげながら、日本株をやさしく学べるブログです。
朝は「今日どこを観察するか」、夕方は「実際の市場がどう動いたか」を振り返ります。
「ニュース → 株価 → 投資の考え方」
を毎日少しずつ学べる内容をお届けしています。
🌆 今日の日本株はこんな一日でした
朝の市場は、米半導体大手エヌビディアの好決算を受け、明るい雰囲気で始まりました。ところが、買いが一巡するとAI・半導体関連の一角に利益確定売りが広がり、流れが変化。後場には下げ渋る場面もあり、朝の勢いだけでは一日を判断できないことを感じる一日でした。
📊 今日の市場結果

| 項目 | 詳細結果 |
|---|---|
| 日経平均 | -0.20% 小幅に下落 |
| 値上がり銘柄数 | 1,420銘柄 全体の46.3% |
| 値下がり銘柄数 | 1,411銘柄 全体の46.0% |
| 変わらず銘柄数 | 235銘柄 全体の7.7% |
| 売買代金 | 8.05兆円 通常〜やや活発な取引エネルギー |
| ドル円(日中推移) | 159.27円 → 159.36円(+0.09円・やや円安方向) |
日経平均は小幅安でしたが、値上がり銘柄と値下がり銘柄はほぼ同じ数でした。指数だけを見るのではなく、「市場の中でどのくらいの銘柄が上がったのか」まで確認すると、一日の相場をより立体的に見ることができます。
🔎 今日の「数字だけでは見えないポイント」
今日注目したいのは、日経平均が下落していても、市場全体が一方向に弱かったわけではないことです。
値上がり銘柄は全体の46.3%、値下がり銘柄は46.0%と、ほぼ拮抗しました。さらにTOPIX17を見ると、鉄鋼・非鉄やエネルギー資源、銀行などが上昇する一方、医薬品や小売などは下落しています。
「日経平均が下がった=多くの銘柄が弱かった」と考えるのではなく、市場の広がりや業界ごとの違いまで見ることが大切な一日でした。
🌤 朝のJ-SCFIを振り返ろう
| 項目 | 朝 | 結果 |
|---|---|---|
| お天気 | おだやかな曇り | 値上がり・値下がりがほぼ拮抗 |
| 行動指標 | 【通常観察】 | 一日の変化を観察したい展開 |
| 追い風セクター | 電機・精密 | +0.49%(今日5位) |
| 中立セクター | 機械 | +0.43%(今日6位) |
| 慎重セクター | 小売 | -0.59%(今日16位) |
J-SCFI採点
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 総合評価 | 65点 |
| 市場方向 | △ |
| 強セクター | ○ |
| 弱セクター | ◎ |
| 観察銘柄 | ○ |
朝は、ドル円が円安方向だったことから輸出株をやや加点し、電機・精密を追い風として観察しました。実際には電機・精密が今日5位、機械が6位となり、ともにプラスで終了しています。一方、WTI原油安を材料にエネルギー資源を減点しましたが、実際には今日2位となり、朝の材料とは異なる動きも確認されました。慎重に見ていた小売は16位でした。こうした違いも含め、朝の考え方と実際の市場を比較することがJ-SCFIの大切な検証材料です。
☀️ 朝のJ-SCFIもあわせて読む
朝のJ-SCFIでは、市場が始まる前に「今日はどこを観察するか」を整理しています。今日は電機・精密、機械、小売を観察ポイントとしました。夕方の結果と続けて見ると、朝の観察ポイントから実際の市場、そして今日の学びまでがつながって見えてきます。
🔰 はじめての方へ|J-SCFIのセクター順位とは?
J-SCFIでは、日本株の動きを分かりやすく観察するため、業種をTOPIX17セクターに分けて見ています。朝と夕方のJ-SCFIのデータの違いは以下の通りです。
| 分類 | セクター数 | 役割 |
|---|---|---|
| TOPIX17(今日の物差し) | 17 | 今日の業種別の実際の結果を確認 |
| J-SCFI 短期・中期予測 | 14 | 朝のセクター予想順位を検証 |
| J-SCFI 長期観察 | 3 | 長い期間の構造的な流れとして別に観察 |
短期・中期14セクターは、
食品、エネルギー資源、建設・資材、素材・化学、医薬品、自動車・輸送機、鉄鋼・非鉄、機械、電機・精密、情報・通信・サービスその他、電力・ガス、運輸・物流、小売、不動産
です。
長期観察3セクターは、
銀行、金融(除く銀行)、商社・卸売
です。
長期観察3セクターは、短期・中期14セクターの予想順位には含めませんが、TOPIX17の「今日順位」には含めます。
J-SCFIのセクター予想では、市場や関連指標との動きのズレを観察するための「歪み」を考え方の一つとして使用します。
「歪み」は、将来の上昇・下落を断定するものではなく、市場の中で生じている動きのズレを観察するための考え方です。
朝ブログでは初心者向けに順位を直接強調せず、「追い風・中立・慎重」と表現します。
夕方ブログでは実際の市場と比較して学ぶため、「予想順位・予想スコア・今日順位・今日の騰落率」を確認します。
🌱 今日強かった業界・慎重だった業界

| 今日順位 | セクター | 今日の騰落率 | 予想順位 | 予想スコア |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 鉄鋼・非鉄 | +1.07% | 3位 | +0.601 |
| 2位 | エネルギー資源 | +0.91% | 12位 | -0.297 |
| 3位 | 銀行 | +0.68% | 長期観察 | ― |
| 4位 | 素材・化学 | +0.58% | 6位 | +0.336 |
| 5位 | 電機・精密 | +0.49% | 1位 | +0.806 |
| 6位 | 機械 | +0.43% | 2位 | +0.717 |
| 7位 | 建設・資材 | +0.28% | 7位 | +0.090 |
| 8位 | 運輸・物流 | -0.02% | 8位 | -0.013 |
| 9位 | 金融(除く銀行) | -0.04% | 長期観察 | ― |
| 10位 | 商社・卸売 | -0.06% | 長期観察 | ― |
今日は鉄鋼・非鉄が最上位となり、朝の予想3位と比較的近い位置になりました。電機・精密と機械もプラス圏でしたが、朝の予想順位より実際の順位は下になっています。一方、WTI原油安を受けて朝は慎重に見ていたエネルギー資源が2位となり、朝の材料とは異なる動きが見られました。17セクター全体では上昇7、下落10と強弱が分かれており、毎日の業界の動きは朝の材料だけでは決まらないことも観察できます。
🔍 朝の観察銘柄はどう動いた?
朝のJ-SCFIで観察対象として紹介した3銘柄について、一日の値動きを振り返ります。終値だけではなく、始値・高値・安値、そして日経平均との差を一緒に見ることで、市場全体と比べてどのような動きだったのかを確認してみましょう。
■ キッツ(6498)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 始値 | ¥1,996 |
| 高値 | ¥2,003 |
| 安値 | ¥1,930 |
| 終値 | ¥1,951 |
| 騰落率 | -0.91% |
| 日経平均との差 | -0.71% |
始値からいったん高値を付けたあと値を下げ、終値は始値を下回りました。安値からは少し戻したものの、日経平均との差はマイナスです。市場全体と比較しても慎重な値動きだったことが確認できます。
■ IDOM(7599)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 始値 | ¥1,292 |
| 高値 | ¥1,298 |
| 安値 | ¥1,287 |
| 終値 | ¥1,295 |
| 騰落率 | +0.62% |
| 日経平均との差 | +0.82% |
一日の値幅は比較的小さく、終値は始値を上回りました。日経平均が小幅安となる中でプラスを維持し、日経平均との差もプラスです。単純な騰落率だけでなく、市場平均との差を比べる意味が分かりやすい動きでした。
■ エスケー化研(4628)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 始値 | ¥9,310 |
| 高値 | ¥9,390 |
| 安値 | ¥9,150 |
| 終値 | ¥9,190 |
| 騰落率 | +0.10% |
| 日経平均との差 | +0.30% |
始値より高い場面があった一方、その後は安値を付け、終値は始値を下回りました。ただし前日比では小幅なプラスで、日経平均との差もプラスです。一日の値動きと前日比は別々に確認することが大切です。
観察銘柄全体のまとめ
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 観察銘柄平均騰落率 | -0.06% |
| 平均日経平均との差 | +0.14% |
3銘柄の平均騰落率は小幅なマイナスでしたが、平均日経平均との差はプラスでした。終値の騰落率だけでなく、高値・安値や市場平均との差まで見ることで、「下がった・上がった」だけでは分からない一日の動きを観察できます。
📚 今日の相場から学べること
今日の市場から覚えておきたいのは、大きな予定を控えた日は、朝の勢いがそのまま一日続くとは限らないということです。
今日はエヌビディアの好決算を受けて買いが優勢で始まり、一時は大きく上昇しました。しかし買いが一巡すると、AI・半導体関連の一角に利益確定売りが広がり、相場はマイナス圏へ。その後は下げ渋る場面もありましたが、米国でジャクソンホール会議を控えていたことから、積極的に買い進む動きは限られました。
旅行でも、大切な予定の直前には予定を詰め込みすぎず、少し余裕を持つことがあります。市場を見るときも、重要な予定を控えている日は「朝に上がったか」だけではなく、その勢いが一日を通して続いているかを観察することが大切です。
今日の経験を、次の市場を見るヒントとして少しずつ積み重ねていきましょう。
🌸 今日の観察ポイント
□ 今日の市場全体の広がり → 値上がり46.3%、値下がり46.0%とほぼ拮抗しました
□ 今日強かった業界 → 鉄鋼・非鉄が今日1位、エネルギー資源が2位でした
□ 予想順位と今日順位の違い → 電機・精密や機械はプラスでしたが、エネルギー資源には朝の想定と異なる動きが見られました
□ 観察銘柄と日経平均の比較 → 3銘柄平均は-0.06%でも、平均日経平均との差は+0.14%でした
□ 今日の学び → 朝の勢いだけでなく、その流れが一日を通して続くかも観察してみましょう
⚠️ 注意事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断はご自身でお願いいたします。
企業の最新情報は、必ず公式IR資料等をご確認ください。
🌷 おわりに
今日は、朝の上昇から流れが変化し、市場のさまざまな表情を観察できる一日でした。一日の結果だけで判断せず、朝と夕方をつなげながら、J-SCFIと一緒に少しずつ「市場を見る力」を育てていきましょう。

