J-SCFIと一緒に今日の相場をやさしく振り返ろう
🌷 このブログについて
このブログは、投資初心者の方や女性にも読みやすいように、朝と夕方の市場をつなげながら、日本株をやさしく学べるブログです。
朝は「今日どこを観察するか」、夕方は「実際の市場がどう動いたか」を振り返ります。
「ニュース → 株価 → 投資の考え方」
を毎日少しずつ学べる内容をお届けしています。
1. 🌆 今日の日本株はこんな一日でした
朝から売りが先行し、少し重たい空気で始まった今日の日本株。午後に入っても流れは変わらず、下げ幅を広げる展開となりました。
一方で、すべての業界が同じ方向へ動いたわけではありません。
帰り道に空を見上げるように市場全体を眺めると、今日は慎重さの中にも業界ごとの違いを感じる一日でした。
2. 📊 今日の市場結果

| 項目 | 結果 | 今日の見方 |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | -2.54% | 大きく下落した一日 |
| 値上がり銘柄数 | 1,273銘柄 | 全体の41.3% |
| 値下がり銘柄数 | 1,576銘柄 | 全体の51.1% |
| 変わらず銘柄数 | 236銘柄 | 全体の7.6% |
| 東証全体売買代金 | 10.36兆円 | 活況な市場 |
| 為替(ドル円) | 159.44円 → 159.64円 | やや円安方向(+0.20円) |
日経平均は市場を見る代表的な数字ですが、それだけで「日本株が全部弱かった」と考える必要はありません。
今日は値下がり銘柄が全体の51.1%だった一方、値上がり銘柄も41.3%ありました。
指数と値上がり・値下がり銘柄数を一緒に見ることで、「市場の動きがどこまで広がっていたのか」まで確認できます。
3. 🔎 今日の「数字だけでは見えないポイント」
今日、特に覚えておきたいのは、日経平均-2.54%と値上がり銘柄41.3%を一緒に見ることです。
日経平均だけを見ると、かなり弱い一日に見えます。しかし、東証プライム+スタンダードでは1,273銘柄が値上がりしていました。
さらに17セクターを見ると、7セクターが上昇、10セクターが下落しています。
つまり、下落が目立つ一日でも、すべての銘柄・業界が同じように下がったわけではありません。指数から市場全体、そしてセクターへと視点を広げると、今日の相場の違った表情が見えてきます。
4. 🌤 朝のJ-SCFIを振り返ろう
朝のJ-SCFIでは、お天気を「にわか雨にご注意」、行動指標を**【慎重観察】**として一日をスタートしました。
| 項目 | 朝 | 結果 |
|---|---|---|
| お天気 | にわか雨にご注意 | 日経平均 -2.54% |
| 行動指標 | 【慎重観察】 | 値下がり銘柄が51.1% |
| 追い風セクター | エネルギー資源 | +2.60%(今日1位) |
| 中立セクター | 電機・精密 | -3.50%(今日17位) |
| 慎重セクター | 鉄鋼・非鉄 | -1.22%(今日13位) |
朝は、WTI原油が+3.42%だったことからエネルギー資源を加点。実際の市場では+2.60%で今日1位となり、朝の観察ポイントと重なる動きになりました。
一方、円安方向への動きを材料に輸出株をやや加点していましたが、電機・精密は今日17位でした。本日の市場メモでは、指数寄与度の高い半導体関連株が全体の下落を主導したことが確認されています。
また、前日に大きく買われていたことから非鉄・金属を減点しており、鉄鋼・非鉄は今日13位となりました。
J-SCFI採点
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 総合評価 | 75点 |
| 市場方向 | ○ |
| 強セクター | ◎ |
| 弱セクター | △ |
| 観察銘柄 | ◎ |
この採点は、予想の良し悪しを競うためのものではありません。
朝に使った材料のうち、実際の市場でも確認できたものは何だったのか。そして、どこに想定とは違う動きがあったのか。
朝の仮説と実際の市場との差を振り返るための記録として見ていきます。
5. ☀️ 朝のJ-SCFIもあわせて読む
🌤️ 朝のJ-SCFIもあわせて読む
夕方の記事では、朝のJ-SCFIが注目したポイントと実際の市場を振り返っています。
「朝はなぜこの業界に注目していたの?」と気になった方は、今日の朝ブログもあわせて読むと、一日の市場の流れがより分かりやすくなります。
6. 🔰 はじめての方へ|J-SCFIのセクター順位とは?
J-SCFIでは、日本株の動きを分かりやすく観察するため、業種をTOPIX17セクターに分けて見ています。朝と夕方のJ-SCFIのデータの違いは以下の通りです。
| 分類 | セクター数 | 役割 |
|---|---|---|
| TOPIX17(今日の物差し) | 17 | 今日の業種別の実際の結果を確認 |
| J-SCFI 短期・中期予測 | 14 | 朝のセクター予測順位を検証 |
| J-SCFI 長期監視 | 3 | 長い期間の構造的な流れとして別に観察 |
- 長期監視3セクター(銀行・金融・商社)は、J-SCFIでは、価格の「歪み」が比較的長く続く傾向を考慮し、短期・中期14セクターとは分けて評価しています。
7. 🌱 今日強かった業界・慎重だった業界

今日の17セクターを、朝の予想順位・予想スコアと並べて見てみましょう。
| 今日順位 | セクター | 今日の騰落率 | 予想順位 | 予想スコア |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | エネルギー資源 | +2.60% | 1位 | +1.689 |
| 2位 | 医薬品 | +1.47% | 11位 | -0.152 |
| 3位 | 運輸・物流 | +0.95% | 6位 | +0.206 |
| 4位 | 電力・ガス | +0.80% | 9位 | -0.008 |
| 5位 | 商社・卸売 | +0.74% | 長期観察 | ― |
| 6位 | 自動車・輸送機 | +0.27% | 12位 | -0.208 |
| 7位 | 銀行 | +0.24% | 長期観察 | ― |
| 8位 | 金融(除く銀行) | -0.41% | 長期観察 | ― |
| 9位 | 小売 | -0.52% | 10位 | -0.075 |
| 10位 | 情報・通信・サービスその他 | -0.76% | 3位 | +0.559 |
| 11位 | 不動産 | -0.92% | 7位 | +0.194 |
| 12位 | 素材・化学 | -1.18% | 8位 | +0.134 |
| 13位 | 鉄鋼・非鉄 | -1.22% | 14位 | -0.781 |
| 14位 | 食品 | -1.24% | 13位 | -0.211 |
| 15位 | 建設・資材 | -1.51% | 4位 | +0.290 |
| 16位 | 機械 | -1.58% | 5位 | +0.248 |
| 17位 | 電機・精密 | -3.50% | 2位 | +0.906 |
予想順位と今日順位を比べてみよう
今日の特徴は、朝の上位予想がそのまま一列に並ぶ市場ではなかったことです。
エネルギー資源は、WTI原油高を加点材料として予想1位で観察し、今日順位も1位でした。一方、予想2位の電機・精密は17位。市場メモでは、国内外の金利上昇への警戒やアジア市場の軟調な動きがあり、指数寄与度の高い半導体関連株が全体の下落を主導しました。
また、医薬品は予想11位から今日2位、自動車・輸送機は予想12位から今日6位となっています。
このように、朝に見えていた順番と、実際に一日を終えたあとの順番には違いが生まれます。
その違いを毎日観察することが、J-SCFI夕方ブログの大切な学びです。
なお、商社・卸売、銀行、金融(除く銀行)の3業種は長期観察セクターです。今日順位には含まれますが、短期・中期14セクターの予想順位とは切り分けて見ています。
8. 🔍 朝の観察銘柄はどう動いた?
朝のJ-SCFIで観察対象として紹介した3銘柄について、終値だけではなく、一日の値動きも確認してみましょう。
■ しずおかフィナンシャルグループ(5831)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 始値 | ¥3,565 |
| 高値 | ¥3,618 |
| 安値 | ¥3,554 |
| 終値 | ¥3,566 |
| 騰落率 | +0.50% |
| 日経平均との差 | +3.04% |
始値と終値はほぼ同じ水準でしたが、一日の途中では3,618円まで上昇しました。その後は押し戻され、終値は3,566円です。日経平均が-2.54%だったなか、日経平均との差は+3.04%となりました。
■ ふくおかフィナンシャルグループ(8354)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 始値 | ¥7,889 |
| 高値 | ¥7,920 |
| 安値 | ¥7,725 |
| 終値 | ¥7,763 |
| 騰落率 | +0.15% |
| 日経平均との差 | +2.69% |
始値から一度7,920円まで上昇したあと、安値は7,725円まで下がりました。終値は7,763円で、日中には上下する場面があったことが分かります。それでも日経平均との差は+2.69%でした。
■ メディカルシステムネットワーク(4350)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 始値 | ¥494 |
| 高値 | ¥526 |
| 安値 | ¥486 |
| 終値 | ¥505 |
| 騰落率 | +2.22% |
| 日経平均との差 | +4.76% |
始値494円から高値526円まで上昇し、その後は高値から押し戻されて505円で取引を終えました。安値486円もつけており、一日の値幅にも注目したい動きです。日経平均との差は+4.76%となりました。
観察銘柄全体では?
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 観察銘柄平均騰落率 | +0.96% |
| 平均日経平均との差 | +3.50% |
3銘柄はいずれも日経平均を上回り、平均では日経平均に対して+3.50%の差がありました。
ここで大切なのは、「上がった・下がった」だけで終わらせないことです。
始値から高値・安値へどう動き、最後にどの位置で終えたのか。そして市場全体と比べてどうだったのか。こうして一つずつ比較すると、終値の騰落率だけでは分からない一日の動きが見えてきます。
9. 📚 今日の相場から学べること
同じニュースでも、業界によって見え方は変わる
今日の市場は、旅行先で天気が変わったときに少し似ています。同じ雨でも、屋外を歩く人と屋内で過ごす人では影響が違います。
株式市場も同じです。
本日は国内長期金利が約30年ぶりの高い水準に上昇し、調達コストへの懸念から不動産株が売られた一方、金利上昇が追い風となる銀行株や、原油高を受けた石油関連株の一角は買われました。
つまり、市場を動かす材料が同じでも、業界によって受け止め方は同じではありません。
日経平均を見るだけで終わらず、「今日はどの業界が上にいて、どの業界が下にいたのだろう?」と一段深く見ることが、相場を理解する第一歩です。
今日の経験も、次の市場を見るためのヒントとして少しずつ積み重ねていきましょう。
🌸 今日の観察ポイント
- □ 市場全体の広がり → 日経平均-2.54%だけでなく、値上がり銘柄が41.3%あったことも確認
- □ 今日強かった業界 → エネルギー資源が今日1位。17セクターでは7業種が上昇
- □ 予想順位と今日順位の違い → エネルギー資源は近い動き、電機・精密などでは異なる順位に
- □ 観察銘柄と日経平均の比較 → 3銘柄平均の日経平均との差は+3.50%
- □ 今日の学び → 同じ市場材料でも、業界によって値動きの方向は異なる
⚠️ 注意事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断はご自身でお願いいたします。
企業の最新情報は、必ず公式IR資料等をご確認ください。
🌷 おわりに
大きく下落した一日でも、市場の中をのぞくと異なる動きをした業界や銘柄がありました。
一日の結果だけで決めつけず、市場全体 → セクター → 個別銘柄と順番に観察すること。その積み重ねを、J-SCFIと一緒に次の市場へつなげていきましょう。

