やさしく振り返る今日の日本株3分まとめ(2026/10/21)

J-SCFI夕方日本株まとめ 2026年10月21日の市場振り返り J-SCFI夕方まとめ



J-SCFIと一緒に今日の相場をやさしく振り返ろう

🌷 このブログについて

このブログは、投資初心者の方や新NISAをきっかけに日本株を学び始めた方へ向けた、夕方の相場振り返りです。

朝のJ-SCFIで注目していたニュースや業界、個別銘柄を、大引け後の結果と比べながら、「ニュース → 株価 → 投資の考え方」を一緒に学んでいきます。

予想が当たったかどうかだけでなく、なぜ違いが生まれたのかを考えることも、大切な学びです。🌷

🌆 今日の日本株はこんな一日でした

今日の日本株は、前日の大幅下落から反発する一日となりました。

朝は前日の米国株高などを受け、半導体・AI関連株を中心に買い戻しが入り、日経平均は一時1,000円を超える上昇となりました。

ただし、午後は買いの勢いが落ち着き、徐々に上げ幅を縮小。

最終的には64,621円24銭、前日比545円82銭高(+0.85%)で取引を終えました。

上昇した一日でしたが、朝の勢いがそのまま最後まで続いたわけではありません。

📊 今日の市場結果

市場結果画像
今日の市場結果まとめ
項目詳細結果
日経平均株価64,621.24円(+545.82円/+0.85%)
値上がり銘柄数1,899銘柄(62.4%)
値下がり銘柄数938銘柄(30.8%)
変わらず銘柄数206銘柄(6.8%)
売買代金7.11兆円(やや低調な取引エネルギー)
ドル円(日中推移)朝158.28円 → 夕方158.10円(0.18円の円高方向)

今日は値上がり銘柄が全体の約6割を占め、前日とは対照的に、上昇が市場の広い範囲に見られました。

TOPIXも+0.86%となり、日経平均だけが上昇したわけではありません。

ただし、売買代金の自動評価は「やや低調な取引エネルギー」。上昇銘柄が多かったことと、買いの勢いが十分に強かったことは同じではありません。

為替も朝から夕方にかけて小幅な円高方向へ動きました。

今日は「市場全体が反発したこと」と「午後に勢いが弱まったこと」を、両方確認したい一日です。

🔎 今日の「数字だけでは見えないポイント」

日経平均は上昇したのに、なぜ安心しきれないのでしょうか?

今日の日経平均は+0.85%。TOPIXも+0.86%でした。

市場規模別に見ても、大型株(TOPIX100)は+0.94%、中型株(TOPIX Mid400)は+0.64%、小型株(TOPIX Small)は+0.90%。

さらに、値上がり銘柄比率は大型株68.7%、中型株57.4%、小型株64.7%となりました。

この数字だけを見ると、反発は一部の大型株に限られず、中小型株にも広がっていたことが分かります。

では、日中の値動きはどうだったのでしょうか。

J-SCFIの分析では、日経平均の終値位置は7.4%でした。

終値位置とは、その日の安値を0%、高値を100%として、終値がどこに位置するかを示す指標です。

7.4%ということは、終値が日中の安値にかなり近かったことを意味します。

つまり、今日の市場には二つの顔がありました。

前日と比べれば、多くの銘柄が上昇した。しかし、日中の高値からは大きく押し戻された。

これが今日の数字だけでは見えにくいポイントです。

上昇率だけで判断せず、「何社が上がったのか」と「最後まで買いが続いたのか」を分けて見ると、市場の様子がより立体的に分かります。

🌤 朝のJ-SCFIを振り返ろう

今朝のJ-SCFIでは、相場のお天気を「おだやかな曇り」、行動指標を【 通常観察 】としていました。

本日の総合評価は40点でした。

朝の観察夕方の結果
追い風:情報・通信・サービスその他13位(+0.14%)
中立:電機・精密5位(+1.14%)
慎重:エネルギー資源14位(+0.04%)

朝は米国市場の落ち着きや円安方向の為替を参考に、情報・通信・サービスその他を最も優先して観察する方針でした。

ところが夕方は13位。プラスではあったものの、TOPIXの+0.86%には届きませんでした。

一方、朝は中立としていた電機・精密が5位に上昇。前日下落した半導体関連株などの反発が、業界全体の数字にも表れました。

慎重と見ていたエネルギー資源は14位で、朝の観察方針と比較的近い位置でした。

市場全体の上昇方向は捉えられましたが、最も強いと見ていた業界の選択には課題が残りました。

予想と結果の違いをそのまま残すことが、J-SCFIの振り返りでは大切です。

☀️ 朝のJ-SCFIもあわせて読む

今朝の記事では、米国市場の落ち着きや為替の動きから、情報・通信・サービスその他を中心に観察していました。

夕方の結果と比べると、朝の時点では見えなかった半導体関連の反発や、業界間の強弱の違いが分かります。

👉 今日の朝「やさしく学ぶ日本株3分まとめ」を読む

🔰 はじめての方へ|J-SCFIのセクター順位とは?

J-SCFIでは、日本株をTOPIX17セクターに分けて、朝の時点で「どの業界を優先して観察するか」を整理しています。

予想順位は、朝のデータから算出した観察の優先順位です。

今日順位は、大引け後に確定した業界別の騰落率を並べた結果です。

例えば、予想順位が1位でも、その業界が必ず1位になるわけではありません。

朝と夕方の順位を比べることで、どの材料が株価に反映され、どの材料が期待どおりには働かなかったのかを考える練習ができます。

なお、銀行・金融(除く銀行)・商社・卸売の3業界は、J-SCFIでは長期監視セクターとして扱っています。

これらの業界は日々の値動きを参考として確認しますが、短期の予想順位や採点には含めません。

🌱 今日強かった業界・慎重だった業界

セクター画像
今日強かった業界まとめ
今日順位セクター今日の騰落率予想順位予想スコア
1位銀行+2.33%長期観察―
2位鉄鋼・非鉄+2.04%3位+0.487
3位金融(除く銀行)+1.95%長期観察―
4位不動産+1.24%7位+0.269
5位電機・精密+1.14%2位+0.749
6位医薬品+0.91%8位+0.247
7位建設・資材+0.86%12位+0.004
8位機械+0.70%4位+0.472
9位商社・卸売+0.64%長期観察―
10位運輸・物流+0.55%11位+0.106

今日のセクター順位で注目したいのは、前日に大きく下落した業界の反発です。

鉄鋼・非鉄は、前日の大幅下落から反発

鉄鋼・非鉄は+2.04%で2位となりました。

前日は−4.12%だったため、今日は大きく反発した形です。

業界内では68社中51社、約75%が上昇しました。

ただし、過去10営業日のTOPIXに対する相対成績は平均−1.49ポイント。今日の上昇だけで、これまでの弱さが解消されたと判断するのは早そうです。

反発の大きさと、強さの継続性は分けて考える必要があります。

電機・精密は上昇が広がったものの、終盤には押し戻された

電機・精密は+1.14%で5位。

前日の−1.26%から反発し、260社中198社、約76%が上昇しました。

さらに、業界内の中央値騰落率は市場全体の中央値を0.83ポイント上回っています。

これは、一部の大型株だけではなく、比較的多くの銘柄が市場平均より強かったことを示す材料です。

一方で、セクター指数の終値位置は23.7%。日中の高値からは押し戻されました。

今日は半導体関連を含む幅広い銘柄に反発が見られましたが、買いの勢いが最後まで続いたとは言い切れません。

なお、長期監視セクターの銀行は+2.33%で1位となり、集計対象79社すべてが上昇しました。前日の−4.33%からの反発という点も重要です。

ただし、これだけで長期安定資金の流入が始まったとは判断できません。今後も継続して観察する材料として扱います。

🔍 朝の観察銘柄はどう動いた?

朝のJ-SCFIでは、出来高やチャートの変化をもとに、3銘柄を観察対象として選んでいました。

まずは、大引け後の結果を確認しましょう。

コード銘柄名始値高値安値終値騰落率日経平均差
9247TREホールディングス1,827円1,863円1,786円1,797円−1.26%−2.11pt
9418U-NEXT HOLDINGS1,849円1,862円1,830円1,845円+0.05%−0.80pt
2705大戸屋ホールディングス9,790円9,800円9,580円9,630円−1.63%−2.48pt
観察銘柄平均―――――−0.95%−1.80pt

日経平均が+0.85%だった今日、観察銘柄3社の平均は−0.95%でした。

3社とも日経平均を下回り、朝に観察したチャートの変化が、そのまま市場を上回る値動きにはつながりませんでした。

TREホールディングスの「初動シグナル」はどうなった?

今回、詳しく確認したいのはTREホールディングス(9247)です。

朝の記事では、出来高が平均の2.2倍に増加し、MACDが陽転したことから、Stage1の初動シグナルを観察していました。

MACDとは、株価の流れに変化が生まれ始めているかを確認するための指標です。

では、その後の株価と出来高はどうなったのでしょうか。

観察項目10月20日10月21日
終値1,820円1,797円
出来高620,400株390,900株
終値位置―14.3%(安値圏)

株価は前日比−1.26%。出来高も前日の約63%まで減少しました。

つまり、朝に注目した出来高の増加は、今日の取引では継続しませんでした。

さらに、終値位置は14.3%でした。

これは、その日の高値と安値の範囲で、終値が安値に近かったことを示しています。

では、所属業界や市場規模が原因だったのでしょうか。

TREホールディングスの所属セクター「情報・通信・サービスその他」は+0.14%、小型株(TOPIX Small)は+0.90%でした。

同社は日経平均の採用銘柄ではありません。

市場全体だけでなく、所属業界や小型株全体と比べても、今日のTREホールディングスは弱い値動きでした。

ただし、今回の資料だけでは下落の直接的な原因までは分かりません。

今日の学びは、初動シグナルが出たことと、実際に上昇が続くことは別だという点です。

出来高・株価・終値位置を翌日以降も確認することで、朝のシグナルをより丁寧に検証できます。

📚 今日の相場から学べること

AI関連株が反発したのに、なぜ日経平均は上げ幅を縮めたのでしょうか?

今日の相場から学びたいのは、「株価の反発」と「市場の不安が解消したこと」は同じではないという考え方です。

前日の東京市場では、AI投資の収益性などに対する警戒感が意識され、半導体・AI関連株を中心に下落しました。

ところが今日は、朝からそれらの銘柄に買い戻しが入りました。

実際に、日経平均への寄与度を見ると、次のような数字が確認できます。

銘柄日経平均への寄与度
アドバンテスト+122.98円
ソフトバンクグループ+55.02円
イビデン+44.90円
東京エレクトロン+37.92円

この4社だけで、日経平均を合計約260.82円押し上げた計算です。

今日の日経平均の上昇幅は545.82円でしたから、これらの銘柄の影響が大きかったことが分かります。

ただし、ここで一つ疑問が生まれます。

これほど買い戻されたのに、なぜ日経平均は日中の高値付近で終わらなかったのでしょうか。

そのヒントが、終値位置7.4%という数字です。

朝の買いが強かった一方で、午後には上げ幅を縮小しました。

市場メモでは、原油価格の高止まりやAI投資の収益化に対する懸念が、引き続き意識されたとされています。

つまり、前日に売られた銘柄を買い戻す動きは見られても、将来への不安がすべてなくなったとは限らないのです。

ここで覚えておきたい言葉が「自律反発」です。

自律反発とは、株価が大きく下落した後、売られすぎたと考える投資家の買いなどによって、一時的に値を戻す動きのことです。

例えば、ある企業の将来性に期待していた投資家が、不安材料を受けて株を売ったとします。

翌日、株価が大きく下がったことで買い戻しが入っても、不安材料そのものが解決したとは限りません。

もちろん、反発をきっかけに上昇が続く場合もあります。

だからこそ、一日だけの上昇率で結論を出さず、値上がり銘柄の広がり、出来高、終値位置、そして翌日以降の継続性を確認することが大切です。

今日の市場では、上昇銘柄が広がった一方、日経平均は高値から押し戻されました。

この二つの事実を合わせて見ることが、ニュースと株価の関係を理解する第一歩になります。

🌸 今日の観察ポイント

□ 市場全体
→ 上昇銘柄の広がりと終値位置の違いを確認

□ 注目業界
→ 電機・精密の反発はどこまで広がった?

□ 朝J-SCFI
→ 情報通信の予想順位と実際の順位の差

□ 観察銘柄
→ TREの出来高減少と安値圏での終値

□ 今日の学び
→ 自律反発と不安材料の解消は別に考える

⚠️ 注意事項

本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。

投資判断はご自身でお願いいたします。

企業の最新情報は、必ず公式IR資料等をご確認ください。

🌷 おわりに

今日は日本株が反発し、多くの銘柄に上昇が見られました。

それでも、日中の値動きや業界ごとの違いを確認すると、上昇率だけでは分からないことが見えてきます。

朝の観察と夕方の結果を比べながら、少しずつ市場を見る力を育てていきましょう。

今日も一日、お疲れさまでした。☕🌷

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