J-SCFIと一緒に今日の相場をやさしく振り返ろう
🌷 このブログについて
このブログでは、投資初心者の方や新NISAを始めた方にも分かりやすいように、朝のJ-SCFIと実際の市場を比べながら、日本株の一日をやさしく振り返ります。
大切にしているのは、予想が当たったかどうかではなく、**「朝に考えたことと、実際の市場を比べると何が見えてくるのか」**を少しずつ学んでいくことです。
🌆 今日の日本株はこんな一日でした
朝は前日の米国株の反発を受けて明るく始まりましたが、買いが一巡すると次第に勢いが弱まりました。後場にはさらに慎重な動きが広がったものの、商社株や銀行株などが支えとなり、引けにかけて少し持ち直しました。今日は**「朝の追い風が、そのまま一日続くとは限らない」ことを感じる一日でした。**
📊 今日の市場結果

| 項目 | 詳細結果 |
|---|---|
| 日経平均 | -0.17% |
| 値上がり銘柄数 | 1,418銘柄(46.3%) |
| 値下がり銘柄数 | 1,423銘柄(46.5%) |
| 変わらず銘柄数 | 219銘柄(7.2%) |
| 売買代金 | 7.78兆円 |
| ドル円(日中推移) | 158.71円 → 156.60円 |
日経平均は小幅安でしたが、値上がりと値下がりの銘柄数はほぼ同じでした。一方、TOPIXは+0.50%となっており、日経平均だけでは今日の市場全体の姿を捉えにくい一日です。指数を見るときは、どれくらいの銘柄に上昇が広がっていたかも一緒に確認すると、市場の中身が見えやすくなります。
🔎 今日の「数字だけでは見えないポイント」
今日の特徴は、日経平均と市場の中身が同じ方向を向いていなかったことです。日経平均は-0.17%でしたが、TOPIXは+0.50%。さらに大型株は+0.59%で値上がり比率も52.0%だったのに対し、中型株の値上がり比率は38.2%にとどまりました。
つまり「日本株が下がった」と一言でまとめるより、どの指数を見るか、どの規模の銘柄を見るかで景色が違った日と考える方が実態に近そうです。指数だけでなく、その内側まで見る意味がよく表れた一日でした。
🌤 朝のJ-SCFIを振り返ろう
| 項目 | 朝 | 結果 |
|---|---|---|
| お天気 | おだやかな曇り | 朝高後に伸び悩む展開 |
| 行動指標 | 【通常観察】 | 市場内部を確認したい一日 |
| 追い風セクター | 情報・通信・サービスその他 | 8位(+0.32%) |
| 中立セクター | 電機・精密 | 12位(-0.21%) |
| 慎重セクター | 食品 | 15位(-0.68%) |
本日のJ-SCFI振り返り
総合評価:60点
- 方向判定:△
- 強セクター:△
- 弱セクター:○
- 観察銘柄:○
朝はドル円が円高方向だったため輸出株をやや慎重に評価する一方、プログラム実行時点の日経先物の上昇から景気敏感株にはやや加点していました。
実際には、慎重に見ていた食品が15位となった一方、追い風とした情報・通信・サービスその他はプラスを維持したものの8位、電機・精密は12位でした。朝の材料が一日の結果にそのままつながるのではなく、寄り付き後に市場の力関係がどう変化するかを確認することも大切だと分かります。
☀️ 朝のJ-SCFIもあわせて読む
夕方の記事では、朝のJ-SCFIが注目したポイントと実際の市場を振り返っています。
「朝はなぜこの業界に注目していたの?」と気になった方は、今日の朝ブログもあわせて読むと、一日の市場の流れがより分かりやすくなります。
🔰 はじめての方へ|J-SCFIのセクター順位とは?
J-SCFIでは、日本株の動きを分かりやすく観察するため、業種をTOPIX17セクターに分けて見ています。
朝と夕方のJ-SCFIのデータの違いは以下の通りです。
| 分類 | セクター数 | 役割 |
|---|---|---|
| TOPIX17(今日の物差し) | 17 | 今日の業種別の実際の結果を確認 |
| J-SCFI 短期・中期予測 | 14 | 朝のセクター予想順位を検証 |
| J-SCFI 長期観察 | 3 | 長い期間の構造的な流れとして別に観察 |
J-SCFIの短期・中期予測では、食品、エネルギー資源、建設・資材、素材・化学、医薬品、自動車・輸送機、鉄鋼・非鉄、機械、電機・精密、情報・通信・サービスその他、電力・ガス、運輸・物流、小売、不動産の14セクターを観察しています。
銀行、金融(除く銀行)、商社・卸売の3セクターは「長期観察」として分けています。
ここでいう「歪み」とは、将来の上昇・下落を意味するものではなく、市場の中で生じている値動きの差を観察する考え方です。
🌱 今日強かった業界・慎重だった業界

| 今日順位 | セクター | 今日の騰落率 | 予想順位 | 予想スコア |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 商社・卸売 | +2.46% | 長期観察 | ― |
| 2位 | 電力・ガス | +2.45% | 6位 | +0.535 |
| 3位 | 金融(除く銀行) | +1.45% | 長期観察 | ― |
| 4位 | 銀行 | +1.42% | 長期観察 | ― |
| 5位 | 機械 | +1.07% | 4位 | +0.695 |
| 6位 | 医薬品 | +0.68% | 13位 | -0.025 |
| 7位 | 運輸・物流 | +0.61% | 3位 | +0.759 |
| 8位 | 情報・通信・サービスその他 | +0.32% | 1位 | +1.285 |
| 9位 | 建設・資材 | +0.24% | 12位 | +0.153 |
| 10位 | 素材・化学 | -0.03% | 8位 | +0.357 |
今日の変化で目を引くのは電力・ガスです。前日はTOPIXとの差が+0.33ptでしたが、今日は+1.95ptまで広がりました。さらに、上昇銘柄の広がりを市場全体と比べた値も前日から大きく改善しています。直近5営業日を見ると日ごとの振れは大きく、単純な一本調子ではありませんが、今日はセクター全体に上昇が広がったことが確認できます。
一方、銀行・金融(除く銀行)・商社・卸売が上位4位までに3業種入っています。これらはJ-SCFIでは短期予測の採点対象ではなく、長期観察として分けて確認します。特に銀行は79社中77社が値上がりしており、指数だけでなく業界内部にも上昇が広がった一日でした。
🔍 朝の観察銘柄はどう動いた?
朝に観察していた銘柄についても、市場全体との違いを確認してみましょう。
| コード | 銘柄名 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 騰落率 | 日経平均差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 4975 | JCU | ¥5,660 | ¥5,690 | ¥5,580 | ¥5,620 | +0.71% | +0.88% |
JCU(4975)
終値ベースでは+0.71%となり、日経平均との差は+0.88ptでした。市場全体が小幅安だったなかでプラスを維持しており、指数とは異なる動きが確認できます。ただし、一日の結果だけから個別の買いの理由まで判断せず、まず市場平均との差を観察することが大切です。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 観察銘柄平均騰落率 | +0.71% |
| 平均日経平均との差 | +0.88pt |
今回は観察銘柄が1銘柄のため、この平均値もJCUの結果と同じです。大切なのはプラス・マイナスだけを見るのではなく、その日の市場全体に対してどのような動きをしたのかを比べること。これを続けると、地合いと個別銘柄の動きを分けて考えやすくなります。
📚 今日の相場から学べること
今日覚えておきたいのは、「米国株が上がった翌日だから、日本株も一日強い」とは限らないということです。
今日は前夜の米国主要指数の上昇を受けて高く始まりましたが、その流れは寄り付き後ずっと続いたわけではありません。その後は韓国市場の動きも重しとなり、東京市場は次第に伸び悩みました。
海外市場は日本株を見る大切な材料ですが、朝のスタート地点を決める材料と、一日を通して相場を動かす材料は同じとは限りません。
次に米国株が大きく動いた翌朝は、寄り付きだけで判断せず、**「その後も強さが続いているか」**まで観察してみましょう。
今日の経験を、次の市場を見るヒントとして少しずつ積み重ねていきましょう。
🌸 今日の観察ポイント
□ 今日の市場全体の特徴
→ 日経平均だけでは市場全体を捉えにくい一日
□ 今日注目した業界
→ 電力・ガスは前日から相対的な強さが拡大
□ 朝のJ-SCFIとの比較
→ 食品の慎重観察と実際の弱さを確認
□ 観察銘柄
→ JCUは日経平均を上回る動き
□ 今日の学び
→ 海外株高の影響が一日続くとは限らない
⚠️ 注意事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断はご自身でお願いいたします。
企業の最新情報は、必ず公式IR資料等をご確認ください。
🌷 おわりに
朝に見えていた景色と、夕方に見えた景色を比べることで、市場を見る視点は少しずつ増えていきます。J-SCFIでは予想の結果だけではなく、「なぜ違って見えたのか」を観察する力をこれからも一緒に育てていきます。

